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仲田恵利花とアーの人のアーの人こと奥平聡のブログ

時事ネタコントの突っ込んだ話を書きます

25GPSをつかった事件捜査に違法判決がくだる

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元ネタ

www.asahi.com


考えてたこと

権力と我々との関係は(建前上は)社会契約なので、

我々は例えば殴ってきたやつを殴り返す権利だとか、

 

いつでもどこでも自由に自家製の弁当を売り歩く権利だとか、

そういうさまざまな権利を権力者側にお預けして、

その代わりにゴリマッチョに殴られても大抵は警察が取り押さえてくれるし、

売ってる弁当に腐ったもんやバイキンはほとんど入ってない社会になってる。

で、今回の話は我々の個人情報のうち、

何をお預けして何をお預けしないか、っていう話だと思うんです。

監視社会のディストピア

GPSや監視カメラで自分がどこにいたかが筒抜けになってしまう。

ATMやクレジットカードの記録で自分がなにをしていたかがすべて記録されてしまう。

社会のIT化がはじまるのかな?って頃から言われ続けているディストピアですよね。

ちょっと毛色は違うけど、有名人のライン履歴が流出して晒されて、

不倫の「証拠」として扱われるなんてことも多発してます。

PCやスマホにアクセスされれば、自分の全てが明らかにされてしまう時代です。

ビッグデータなんてのもありますよね。

私は全然くわしくないんですが、何でもかんでも細かくどっかに記録されてて、

マイナンバーかなんか入れたら生まれてから死ぬまで何してたか全部わかってしまうというイメージです(←絶対間違ってる)。

そんな中で、GPS捜査に対しての違法判決。

これは一般人側から権力にお預けするものリストの中に、

「位置情報」は入ってないぞ、という決定ですよね。

グレーだったものがクリアになったんで、社会的な進歩だと思います。

事件解決?犯罪の予防?

一方で、位置情報ってそんなに大事?ってのも考えます。

そりゃあ既婚者の車がラブホにあるのがバレたらえらいことですが、

別に警察は嫁さんにチクったりしないでしょう。

もちろん監視されてるってのは気分は良くないですが、

何千万台の自家用車の持ち主と紐づけて一台一台監視してるのなんて無理だし、

面白半分でラブホに入った車の持ち主をいちいちチェックする担当者はいるかもしれないけど、

そんなのはどこの店にだっている可能性はある。

我々がなんとなく気分悪いからって主張している権利によって、

出来なくなってることは何かな?って考えたら、

「犯罪の予防」が難しくなってるんじゃないのかな、と思うのです。

例えばそれは、テロの予防だったり、ストーカー犯罪の予防だったり。

まー、テロに関しては、

「テロ事件にならなかった=我々は知らない所で防がれてる」

わけだから、こっそり監視してても我々にはわからないわけですが、

トーカーとかね。まあ念頭にあるのは小金井の女優さんの事件なんですが、

あれって犯人が会場に近づいてることを警察が把握できてたら、

職質でもしてナイフとりあげることできたんじゃないのかな、とか思うわけです。

GPSに限らず、

治安維持部隊に監視されることを受け入れること(空港の手荷物チェック強化とか)は、

犯罪の予防には絶対に有益だと思うのです。

ありえないのは分かるんだけど

とはいえ、マイナンバーでもこれだけ揉めるんだから、

国民にGPSつけるなんて絶対無理。

いざ法制化するとなれば私も反対すると思う。

警察の権限が強くなりすぎるのも問題だしね。

ただ、今回の判決は

「市民の自由と権利が守られた!ポリ公ざまあみろ!」

って話ではないよなあって思うのです。

どうせ疑われたらプライバシーなんてないんだし。

自由と秩序はトレードオフってことを再認識し、

じゃあどうやったら自由でありながら犯罪を未然に防ぐことができるのか?

って方向にもってかなきゃいけないですよね。

まあ別に俺が考えなくても偉いひとがどっかで考えてくれてるはずなんですけど。

余談ですが、警察が自由にGPSつけられるようになって困るのって、

庶民ではなく政治家とか大企業の重役とか、そういう人だと思うんだよね…。

(僭主を招きそうな発言なんで、今後控えます)

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