23サウジアラビア国王が46年ぶりに来日
元ネタ
考えたこと
文字通り「アラブの石油王」の来日に沸いた日本ですが、
実際の経済効果的なものはどんなもんだったんでしょうか。
まあホテルとかは儲かっただろうけど、
銀座で爆買いとか実感としてあったのかな。
サウジアラビア王国はアメリカと仲いいこともあるし、
サッカーでは何度か「アジアの壁」として煮え湯を飲まされていることから、
アラブ諸国の中では比較的なじみのある国だと思います。
とはいえ、遠い異国の地。
実際のところはよくわかんないけどとりあえずウエルカム~みたいな感じですよね。
一方で、今時絶対王政しいてたり家父長制の下での人権抑圧や残虐な刑罰とかが問題になったりする国でもあります。
アルカイダやISISに資金提供してるんじゃないか?みたいな、
黒いうわさも絶えません。
郷に入っては郷に従え?
国家の第一の仕事は国防、治安、経済であるからして、
それでサウジアラビア王国の秩序が保たれているのなら、
人権だの自由だののことは口出しすべきではないのかもしれません。
経済に関しては現状うっはうはだし、
サウジ国王のワールドツアーも石油の次のことを考えてのことらしいし、
変に体制が覆ってシリアやイエメンのようになるのは最悪。
とりあえず触れてほしくなさそうなところはスルーして、
仲良くやれそうなとこだけみて仲良くしましょう。
ってのが大人な態度だと思うのですが、
一方では国内で抑圧されている力なき人々にとって、
外国から「あんたらの方が正しいよ」って言ってもらえるのは何よりの救いのはず。
言われて気づくってこともあるはずですよね。
クリロナの「なんで笑うんだい?」みたいにね。
他人や他国のことに口出しする唯一の根拠は、
「普遍的な価値」なんだけど、
オルタナティブファクトが横行するような現状では、
「外人は黙ってろい!」っていう声の大きさには抗えない。
というか、
「これは普遍的な価値って事でいいよね」っていう議論すらも
やってる余裕がないんだろうなあ。